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糖尿病のお話④ からだはどうやって糖を調整しているのか(前編)?

こんにちは。目黒駅東口より徒歩3分 目黒みらい内科クリニック 院長のけい先生です。

 

目黒みらい内科クリニックからすぐの場所に東京都庭園美術館、附属自然教育園があります。

桜は終わってしまったものの、新緑がとてもきれいになってきました。

緑が多く落ち着いた雰囲気ですし、お散歩を兼ねてお出かけするのにとてもいいところです。皆様もぜひ一度足を運んでみてくださいね。

 

東京都庭園美術館:7月7日までキスリング展 開催中(詳しくはこちら

附属自然教育園:(詳しくはこちら

 

今日は「からだはどうやって糖を調整しているのか?」についてのお話。

2回に分けてお送りしますが、その前編。

 

私たちが生きていくのに糖が必要なことは以前のブログでお話ししました(こちらもご覧下さい)。

 

「必要だったらいくらでもあったほうがいいんじゃないか?」

「それなら多いほうがいいんじゃない?」

 

という声が聞こえてきそうですが・・・

多すぎると糖尿病になってしまいます。

 

「過ぎたるはなお及ばざるが如し」

 

という言葉もあるように、糖についてはこちらが当てはまるようです。

要するに

 

「多すぎても、少なくすぎても困る」

 

のが糖なのですね。

 

糖が少ないと動けなくなったり意識がなくなったり、最悪命を落とすこともありますし、

糖が多いと糖尿病から病気になることもある

 

わけです。

もちろん身体もそのあたりのことは分かっていて、私たちが

 

「よし、今日も血糖値を80から140の間で抑えるために、血糖値がこのくらいになったら膵臓からインスリンをこれだけ出すようにして・・・・」

 

などと考えたりしなくても、だまって調整してくれるのでありがたいですね。

(このような体の働きを「ホメオスターシス:homeostasis=恒常性の維持」といいます)

 

では、どのように糖を調整してくれているのかお話しますね。

 

①糖が足りなくならないようにする働き

 

糖が足りないと動けなくなってしまったり、意識がなくなってしまったりするので、体は必要な時にいつでも使えるよう糖のストックを用意しています。

ただ糖そのままの形ではなく、ストックしやすい形に変えるのですね。

 

具体的には

1)肝臓や筋肉など:グリコーゲン

2)脂肪:中性脂肪

としてストックしています。

 

これは買い物に行ってホウレン草を買ったけど少ししか使わず余った場合、そのままだとかさばるので

 

・一旦全部茹でてしまい、小分けにして冷蔵庫や冷凍庫に入れる

・ほかの料理にホウレン草も使い、それを冷凍庫や冷凍庫に保存しておく

 

など工夫することがあると思いますが、これと一緒ですね。

こうするとホウレン草を使いたいときや、ホウレン草の入りの料理を食べたいときにパッと使えて便利です。

 

またストックしたグリコーゲンや中性脂肪から糖を作って使いたい!という時には、いろいろなホルモンが関係してきます。

例えば

 

・グルカゴン

・成長ホルモン

・副腎皮質ホルモン(コルチゾールなど)

・副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)

・甲状腺ホルモン

・ソマトスタチン

 

など色々ありますね。

細かい説明は省略させていただきますが、

 

「血糖値が下がりすぎないよう、いろいろなホルモンが下支えをしてくれているんだな」

 

と思っていただければ幸いです。

 

*ホルモンと血糖値の関係や病気についてもう少し知りたい方は

国立国際医療研究センター 糖尿病情報センターの こちらのページ もご覧下さい。

 

次回は

 

糖が上がりすぎないようにする働き

 

についてお話します。

 

本日も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

 

けい先生