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帯状疱疹、ワクチンがあることをご存知ですか? ~50歳以上の方にワクチン接種をおすすめします~

こんにちは。目黒駅東口より徒歩3分、白金台駅より徒歩9分 目黒みらい内科クリニック院長のけい先生です。

 

皆様

 

帯状疱疹

 

という病気をご存知でしょうか?

 

「赤くて水ぶくれがでるやつですね」

「最近周りの人がかかった、と聞きました」

「なったあと、しばらく痛みが続いて辛いんでしょう?」

 

など色々な声が聞こえてきそうです。

 

実は私の祖母も生前帯状疱疹にかかってしまい、数か月ほど痛みに悩まされていました。

右胸の横に出てしまったので、会いに行くたびに右胸に手を当てながら

 

「ここ(右胸)がまだ痛いのよ・・・」

 

と言っていたのを思い出します。

痛み止めを飲んだり、ペインクリニック(痛み専門の医療機関)を受診して注射を打ってもらったりしていましたがそれでも治まらない様子でした。

何とかしてあげたいものの、何ともしてあげられないもどかしさを感じていた記憶がのこっています。

 

その当時は出来なかったのですが、今はワクチンを打つことで帯状疱疹をある程度予防できるようになったのですね。

祖母がワクチンを打っていればあのようなつらい思いをしなくて済んだかもしれないな・・・と考えてしまいます。

 

祖母の様な思いをされる方が一人でも少なくなるようお役に立てればと思い、今日は

 

帯状疱疹とワクチン

 

のお話をしていきます。

 

 

①帯状疱疹とは何ですか?

 

 

帯状疱疹はおもに身体の片側(右半分か左半分)に水ぶくれ(水疱)のある赤いブツブツが、帯のように出てくる(帯状)病気なのです(なので「帯状疱疹」といいます)。

かかったことのある方や、発疹を見たことのある方はイメージしていただきやすいのではないかと思います。

 

この帯状疱疹、80歳になるまでに3人に1人の方が経験すると言われています(出典:帯状疱疹ファクトシート 平成29(2017)年2月10日 国立感染症研究所が、実は

 

水痘・帯状疱疹ウイルス

 

というウイルスが原因で起こる病気なんですね。

 

水痘=水ぼうそう

 

なのですが、名前を見て

 

「あれ?水ぼうそうも、帯状疱疹も同じウイルスが原因なの?」

 

と思った方・・・するどいです。

 

実は水痘・帯状疱疹ウイルスは

 

水ぼうそうも起こすし、帯状疱疹も起こすウイルス

 

なんです。

ここまでよいでしょうか?

 

では何が違うのか、というと

 

・はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスにかかった場合・・・水ぼうそうとなり、全身に症状がでる

・水ぼうそうにかかったことのある人で、水痘・帯状疱疹ウイルスがまた出てきた場合・・・帯状疱疹となり、主に身体の片側にだけ症状がでる

 

ことなんですね。

 

「水ぼうそうが治ったら、身体からウイルスはいなくなるんじゃないの?」

 

と思った方。

残念ながら水痘・帯状疱疹ウイルスはそうではないのですね。

 

実は水ぼうそうになったあと水痘・帯状疱疹ウイルスは身体から消えていなくなるのではなく、神経の奥深くに潜り込んでひっそりと隠れてしまうと言われています。

そして年を取ったり、ストレスがかかったり、身体の免疫力が下がった場合などにここぞとばかり神経をつたって体の表面に出てきて悪さをするのです。

でも水ぼうそうになると全身に水ぶくれのある発疹がでるのに、帯状疱疹はなぜほとんどの人の身体の片側にしか出ないのか・・・これは謎なんですよね。

 

 

②帯状疱疹になると何が困るのですか?

 

 

帯状疱疹になった場合いろいろ困ることや合併症があるのですが、最も困るのは

 

治った後にも長期間痛みが続くことがある

 

からなんですね。

この痛みのことを

 

「帯状疱疹」になった「後」におきる「神経」の「痛」み=帯状疱疹後神経痛

 

と言います。

神経をつたって身体の表面に出てくるからなのか分かりませんが神経へのダメージが残る場合があり、これが長く続く痛みの原因になるのです。

ちなみに帯状疱疹になった人のうち、

 

10~50%程度

 

の方にこの痛みが出てくると言われています。

 

この神経痛は人によって感じ方は違うのですが

 

・身体を動かすだけで痛い、寝返りがつらい

・下着がすれるだけでもピリピリ痛い

・刺すような痛みが突然出てくる

 

など、読んだだけで辛さが伝わってくる痛みなのですね。

この様な辛い痛みが出たとしら、普段の生活にまで影響が出るのも分かります。

しかもいわゆる普通の痛み止めのお薬や、神経の痛みに効くお薬を飲んだりしても痛み治まらない方もいれば、あまりに痛いので痛みの治療が専門であるペインクリニックを受診し、痛み止めの注射を受ける場合もあるほどなのです。

 

できればこんなことにはなりたくないし、避けたいですよね・・・。

 

 

③帯状疱疹は予防できるのでしょうか?

 

 

帯状疱疹には治療薬(抗ウイルス薬)があり、出来れば症状が出てから3日以内、遅くても5日以内には内服を開始することが勧められています。

お薬を内服することで治りが早くなる、重症度を軽くする、帯状疱疹後神経痛の発症を減らす効果があることなどが分かっていますので、

 

帯状疱疹かな?

 

と思った場合には早めに医療機関を受診し診断、治療を受けて下さいね。

 

ただ今までは発症を予防する方法はなかったのですが、2016年より

 

ワクチン接種である程度予防できる

 

ようになりました。

 

使用するワクチンは

 

水ぼうそうと同じワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)

 

なのですね。

 

どれくらいの効果があるかというと、ワクチンを打った場合

 

帯状疱疹の発生率・・・51.3%減少(⇒約半分に減る

帯状疱疹後神経痛の発生率・・・66.5%減少(⇒約1/3に減る

・帯状疱疹の重症度・・・61.1%減少

 

するのですね。

(出典:国立感染症研究所 帯状疱疹ワクチンの導入について IASR Vol. 39 p141-142: 2018年8月号

 

帯状疱疹になる可能性も半分に減りますし、さらに辛い思いをする帯状疱疹後神経痛の発生率が1/3に減るのは大きいことです。

けい先生がこのワクチンをお勧めする理由が分かっていただけましたでしょうか。

 

 

ただ誰でも受けられるわけではなく、2020年5月時点では

 

①50歳以上

②免疫機能に異常のある病気(白血病やAIDSの方など)にかかっていない

③免疫を抑制する治療(抗がん剤、免疫抑制療法など)を受けていない

④妊娠をしていない

 

方が対象になっています。

 

また、1回ワクチンを打った場合、どれくらい効果が続くのかというと

 

3年~11年

 

ではないかと言われています。

(出典:国立感染症研究所 帯状疱疹ワクチンの導入について IASR Vol. 39 p141-142: 2018年8月号

 

効果がなくなってしまうのであれば、

 

「1回ワクチンを打ったら、次はいつ(何年後)打てばいいの?」

 

と考える方もいると思いますが、2020年5月時点でははっきりとした答えが出ていないようです。

ただけい先生の個人的な考えでは

 

5年後~10年後

 

を目途に再接種を検討してもらうのが良いのではないか、と考えています。

こちらに関しては今後新たな情報が分かりましたらお知らせしていきますね。

 

最後に費用になりますが、目黒みらい内科クリニックでは

 

1回8000円(+消費税)

 

にてワクチン接種を受けて頂けます。

 

在庫がない場合もありますので、ワクチン接種をご希望の方は

 

03-6721-6672

 

まで事前にご連絡を頂けますと幸いです。

 

**************************

 

なお2020年1月より帯状疱疹に対し、新しいワクチンである

 

シングリックス筋注用

 

が使用可能になりました。

 

このワクチンは

 

・水痘ワクチンよりも明らかに帯状疱疹の発症予防効果、帯状疱疹後神経痛発症の減少率が高い

・50歳以上で、水痘ワクチンを接種出来ない方も対象になる

 

とメリットも多いのですが

 

・ワクチン接種の費用が高い(施設によりますが1回につき20,000円~25,000円程度)

・2か月の間をあけて2回接種する必要がある

・水痘ワクチンに比べ副反応が多い

 

といったことがあるため、目黒みらい内科クリニックではまだ接種を開始しておりません。

今後日本国内でのワクチン接種状況を確認し導入をあらためて検討する予定としております。

何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

 

**************************

 

以上となります。

ご参考になれば幸いです。

本日も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

 

けい先生

 

 

**********

 

目黒みらい内科クリニック

 

糖尿病を中心とした生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症など)呼吸器内科ならびに内科一般

 

の診療をしております。

 

また2020年4月1日より

 

オンライン診療

 

も開始致しました。

 

・糖尿病や生活習慣病が心配な方や、すでに治療を受けているものの転勤などに伴い通院先を探している方

・咳が止まらない方、息が苦しい方

・寝ているときのいびきが気になる方や、パートナーに息が止まっていると言われた方(睡眠時無呼吸症候群)

・健康診断で再検査と言われた方(貧血、肝機能検査を含めた血液検査、尿検査、胸部レントゲン、呼吸機能検査など)

・隠れ貧血が気になる方

・風邪をひいた方

 

などお困りの方はご相談下さい。

 

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