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脳貧血とは何ですか?

こんにちは。目黒駅東口より徒歩3分 目黒みらい内科クリニック 院長のけい先生です。

 

さて先日クリニックで話をしていた時に、

 

「脳貧血とは何ですか?」

 

という話になったので、今日はこちらのお話です。

 

皆様の中で、こんな経験をされたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

・朝礼で長い時間立っていたら、ふらふらして気分が悪くなり倒れた

・満員電車の中で電車が思うように進まず、長時間立っていたら倒れた

 

これは「脳貧血」で起こる症状ですね。

 

倒れる前にはふらふらする、めまいがする、気分が悪い、顔色が悪くなるなどの症状が出てきます。

これは脳にいく血液の量が減ってしまい、脳が必要とする酸素が十分届かなくなった結果起きてくるのです。

ではなぜ脳にいく血液の量が減ってしまうのでしょうか?

 

これは

 

「神経」

 

の働きが影響しているとされています。

 

脳が働くためにはたえず十分な血液が必要になります。

脳に行く血液が6秒から8秒程度でも止まってしまうと、脳は活動できなくなり意識がなくなってしまうほどです。

 

ここでホースをイメージして頂きたいのですが、口径の広いホースと狭いホースに水を通す場合、狭いホースのほうが通す水の量が少なくて済みますよね。

身体にある血液の量は決まっていますので、脳の血管(ホース)もある程度しまっている(狭い)ほうが血液を効率よく十分脳に巡らせることが出来るわけです。

この血管のしまり具合を

 

「神経」

 

が調節してくれているのですが、この場合の神経は

 

「自律神経」

 

と言われるもので、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

私たちが意識をしなくても心臓を動かし、呼吸をし、汗をかき、胃や腸を動かすなどの働きをしてくれている大切なものなのです。

 

ところがこの自律神経が急にうまく働かなくなり、血管がゆるんで広がり脳に行く血液の量が減ってしまい、いろいろな症状があらわれる。

ひどいと意識がなくなってしまうことがあるのです。

 

ただ例として出した朝礼や満員電車でみんながバタバタ倒れるわけではないですよね。

この「脳貧血」は

 

・風邪をひくなど体調が悪い

・睡眠不足がある

・食事や水分をしっかりとれていない

・とても強いストレスを感じている

 

などの場合に起きやすい、と言われています。

 

そして症状が出てきたら立っていられなくなりしゃがみこんだり、横になりたくなると思うのですが、その時は我慢せずまずしゃがみこむのが一番です。

そこで無理して立ち続けていると意識をなくして倒れてしまい、頭を打ってしまう事も出てきます。

 

またまわりでその様な方がいたら、立たせようとするのではなくできれば横にしてあげて足を少し高くするのがいいですね。

横にできない場合でも頭の位置が少しでも低くなるよう座らせてあげてください。

そうする事で脳に血液が行きやすくなり、症状が回復しやすくなるからです。

 

脳貧血であれば数十秒程度で意識が戻ってくるのですが、全然意識が戻らない場合や明らかに様子がおかしい場合などは、他の病気が原因で意識がなくなった可能性がありますので救急車を呼んでください。

 

またはじめてこのような症状を起こした場合も、一度病院やクリニックを受診して検査を受けることをお勧めします。

脳貧血のように神経の働きがうまくいかない場合以外にも、心臓に病気があったり、血液検査で貧血などの異常が見つかることがあるからです。

もちろん目黒みらい内科クリニックでも検査をできますのでご相談下さい。

そのうえで精密検査等が必要であれば、総合病院へ紹介いたします。

 

これからさらに暑く、湿度が上がってくると今まで以上に体調管理が大切になってきます。

皆様、くれぐれも無理はなさらずいらして下さいね。

 

本日も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

 

けい先生