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糖尿病のお話⑩ 糖尿病合併症とは何ですか?

こんにちは。目黒駅東口より徒歩3分 目黒みらい内科クリニック 院長のけい先生です。

 

今日で糖尿病について10回目のお話となります。

いままで糖尿病とはどの様な病気なのか、身体が血糖値を調節してくれる仕組み、インスリン抵抗性などについてお話をしてきました。

身体は私たちが口から入れた食べ物、飲み物をもくもくと受け入れ、消化し、栄養素を取りこみつつ血糖値を決まった範囲で保ってくれています。

大変ありがたいことですし、血糖値の調整以外でも数えきれない絶妙な調整、バランスの上私たちが成り立っていると考えると感心する以外ありません。

 

それが身体が頑張ってくれても血糖値を調整しきれず高くなり、その状態が続くと糖尿病になるのでしたね。

以前もお話ししましたが、血糖は文字通り

 

「血」液に含まれている「糖」分

 

ですから、

 

血糖が上がる=血液に含まれている糖分の量が増える=糖の濃さ(濃度)が濃くなる

 

ことになります。

 

今回は

 

この血糖が上がった状態が続くと、身体にどんなことが起きてくるのか?

 

考えてみましょう。

 

ところで皆様、甘いジュースや果物ジュースなどを机などにこぼした経験があるのではないでしょうか?

そのままにしておくと机がベタベタしますよね。

ベタベタは含まれている糖分の影響なんですが、つまり

 

血糖が高くなる=血液に含まれている糖分の量が増える=「血液がベタベタする」

 

とイメージしてみて下さい(あくまでもイメージですよ)。

 

血液は血管に乗って身体のすみずみまで回り続けています。

その血液がベタベタするとどうなるか・・・何かしらよくないこと(病気)が身体に起こりそうですよね。

 

この糖尿病が原因で出てきた病気のことを

 

糖尿病合併症

 

といいます。

 

糖尿病合併症は身体のいろいろな場所で起きるのですが

 

①血管(細い血管、太い血管)

②神経

 

で起きやすいと言われていますね。

 

 

①細い血管で起きる場合

 

これは糖尿病の3大合併症と言われるものですが

 

1)神経(糖尿病性神経症)

2)眼(糖尿病性網膜症)

3)腎臓(糖尿病性腎症)

 

に影響が出やすいと言われています。

漢字ばっかり続くととても堅苦しいですね。

 

なので1)から3)の頭文字をとり

 

「しめじ=「し」んけい、「め」、「じ」んぞう」

 

に影響がでると覚えましょう、と書いてあるものが多いですね。

 

 

②太い血管で起きる場合

 

こちらの代表的なものは

 

1)糖尿病性壊疽(えそ)

2)脳梗塞、脳卒中

3)虚血性心疾患(=狭心症、心筋梗塞)

 

となります。

やはり言葉が難しい・・・。

こちらも同じように

 

「えのき=「え」そ、「の」うこうそく、「き」ょけつせいしんしっかん」

 

と覚えましょう、と言われることがおおいです。

ゴロ合わせはパっと覚えやすいのでいいですよね。

 

 

ここで余談を一つ。

 

ゴロ合わせと言えば、私は学校で

 

いいくに(1192)作ろう鎌倉幕府

 

と覚えたのですが歴史の解釈が変わり、今は1185年に鎌倉幕府が成立したという説が有力なんだそうです。

 

よって今は「いいくに」ではなく

 

いいはこ(1185)作ろう鎌倉幕府

 

とゴロが変わってしまったようですよ。

中学校の歴史の教科書を読んでみると、他にも違いがあって新鮮に感じることがありますので以外とおすすめです。

 

 

本題に戻りまして、

「しめじ」に「えのき」・・・キノコ類でわかりやすく頭に入れておいてください。

またこのキノコ類は糖尿病の方にはぜひとっていただきたい食べ物なんです。

 

それ以外に糖尿病があることで

 

・歯周病になりやすくなる

・認知症にもなりやすくなる

・菌に対して弱くなる

・傷が治りにくくなる

 

などとも言われています。

本当に身体のあちこちに悪い影響が出るわけですね。

 

次からはこの糖尿病合併症について、少しずつお話していきますね。

 

本日も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

 

けい先生