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糖尿病のお話⑧ 2型糖尿病 インスリン抵抗性とは何ですか?

こんにちは。目黒駅東口より徒歩3分 目黒みらい内科クリニック 院長のけい先生です。

 

今回は「2型糖尿病」の「インスリン抵抗性」についてお話しますね。

 

②インスリン抵抗性とは何ですか?

 

こちらも前回同様,宅急便の例でお話を進めていきます。

 

私もそうですが最近はマンション住まいの方も多く、特にタワーマンションと呼ばれる超高層マンションも増えてきていますね。

下から見上げると天まで届かんばかりにそびえ立つタワーマンションは圧巻です。

そこではかなりの人数の方が生活されていると思います。

 

宅急便の運転手さんはどこへでも荷物を運んでくれるわけですが、

 

・一戸建ての住宅

・タワーマンション

 

では運ぶための手間と時間がかなり違いますよね。

(再配達の負担についてもニュースになっていますが、今回は考えないでおいてくださいね。)

 

一戸建ての住宅であれば

 

・家の目の前で車を止め、荷物を降ろして玄関でチャイムを鳴らし、住んでいる方がいらっしゃればお渡しして車に戻って終了

(門から住居まで歩いて数分かかるような大豪邸はイメージしないでくださいね)

 

それがタワーマンションだと

 

・道路、エントランスもしくは駐車場の指定場所に車を止める。入口まで歩く

・中に入るためのドアが2か所、3か所とある場合もある

・エレベーターホールまで歩く

・そこからエレベーターに乗り、目的の階についたら部屋番号を探して歩く

・荷物をお渡ししたら、来た経路を辿り戻る

 

ことになります。

 

同じ1個の荷物を運ぶとして、時間も労力も相当違うわけですね。

同じタワーマンションで同時に10個、20個と荷物を運ぶ時の運転手さんの大変さは計り知れません・・・。本当にありがたいことです。

 

これを糖とインスリンに置き換えて考えてみましょう。

 

普段は糖(=荷物)をインスリン(=運転手さん)が目的の筋肉や臓器にスムースに届けることが出来ます。

これは一戸建ての建物に荷物を届ける状態ですね。

 

ところが糖尿病の方の中には、糖(=荷物)をインスリン(=運転手さん)が目的の筋肉や臓器にスムースに届けれられなくなる方がいるのです。

これはタワーマンションに荷物を届ける状態ですね。

すぐに持っていきたいのだけれども、間にいろいろあるので届けるのに時間がかかってしまう・・・

 

この状態を

 

インスリン抵抗性がある

 

と言います。

 

要するに、

 

インスリンが、糖を目的の筋肉や臓器にスムースに届けることができない状態

=インスリンが効きにくい状態

 

なわけですね。

 

この場合、インスリンそのものには問題はないことをお忘れなく。

 

また糖尿病の方が皆さんこのインスリンが効きにくくなるわけでもないのです。

理由については改めてご説明しますね。

 

長くなりましたので今日はこの辺で。

 

本日も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

 

 

けい先生

 

 

追伸:ちなみにタワーマンションとは何か、を調べてみると

 

・高さが60メートルを超える住居用建築物

・20階を超える住居用建築物

 

とのことです。超高層マンションとも言うようですよ(建築基準法第20条で規定)。