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麻しん(はしか)抗体検査・ワクチン費用助成|品川区の助成事業に対応【目黒・白金台の内科】

最終更新日:2026年7月9日

 

こんにちは。目黒駅東口より徒歩3分、白金台駅より徒歩9分 医療法人社団FU-WA 目黒みらい内科クリニック院長のけい先生です。

本日は、品川区にお住まいの19歳以上の方を対象とした「麻しん(はしか)対策事業」についてお話していきます。

 

ここ最近、麻しん(はしか)が流行しているニュースを見て、このように感じた方も多いのではないでしょうか。

 

「はしかって子どもの病気じゃないの?大人の自分には関係ないかな…」

「自分が子どもの頃にワクチンをちゃんと打ったのか、もう母子手帳が手元になくて分からない…」

「はしかに対して免疫力があるのかわからないし、心配だけどどうすれば・・・」

 

そんなモヤモヤを抱えている方は少なくないかと思います。

そのようななか、品川区では令和8年(2026年)7月15日より、19歳以上の区民の方を対象に麻しんの抗体検査と予防接種費用の助成事業が始まります。

 

(令和8年7月15日開始)麻しん抗体検査・予防接種費用の助成(麻しん対策) 

 

当院もこの事業に参加しています。

 

① なぜ今、大人の麻しん(はしか)が話題なのか

 

麻しんは「はしか」とも呼ばれる、非常に感染力の強いウイルス感染症(原因となるウイルスを「麻しんウイルス」といいます)です。

麻しんウイルスは同じ空間にいるだけでうつることがある(空気感染といいます)ほど感染力が強く、免疫を持っていない人が感染すると高い確率で発症するとされています。ただ麻しんワクチンを接種して、十分な免疫力がついた場合は感染を防げることが分かっています。

麻しんは高熱のあとにぶつぶつ(発疹)がでるのが典型的な症状ですが、肺炎や脳炎といった重い合併症を引き起こすこともある病気です。そして麻しんには特効薬がなく、発症してしまうと出た症状を軽くするための対症療法をしつつ様子を見るしかありません。つまり、ワクチンによる予防が唯一の有効な手段なのですね。

意外に見落としがちなのが、「自分が接種した麻しんワクチンの回数」です。2006年より麻しんワクチンを2回接種する制度が定着したのですが、それより前の世代の方では、ワクチン接種が1回だけ、あるいは記録がはっきりしないという方が少なくありません。

「子どもの頃に打ったから大丈夫」と思っていても、実は1回だけだった、という方もいらっしゃるのですね。

 

② 今回の品川区の助成事業はどのようなものか

 

今回の事業は、品川区が「抗体検査」「予防接種」の費用を助成してくれるものです。

 

【対象となる方】

 

品川区に住民票のある19歳以上の方で、麻しん含有ワクチン(MRワクチン)の接種を希望し、検査の結果ワクチン接種が必要と認められた方が対象です。

ただし、次の方は対象外となりますのでご注意ください。

 

●麻しん含有ワクチン(MRワクチン・麻しんワクチン)を2回接種した記録が明らかな方

●麻しんにかかったことが明らかな方

 

【助成の期間】

 

令和8年(2026年)7月15日~令和9年(2027年)3月31日

 

【助成の内容】

 

●抗体検査:全額助成(無料)

●予防接種:MRワクチンの接種費用として5,000円を助成原則としてMRワクチンを使用します)

 →当院窓口でのお支払い額:7,100円(税込)当院のMRワクチン接種費用12,100円より区の助成5,000円を差し引いた金額)となります。

 

【利用回数】

 

おひとり1回限りです。

 

③ 自分はどちらにあてはまる?

 

【ケース①:これまで麻しんの抗体検査を受けたことがない方】

 

まず抗体検査(血液検査・無料)を受けましょう。

その結果、抗体が十分でない場合にMRワクチンを接種します。

抗体が十分にあれば感染の心配はないため、ワクチン接種は必要ありません。

 

【ケース②:他の医療機関(病院やクリニック、健康診断等)で受けた麻しん抗体検査の結果が手元にある方】

 

検査結果(抗体が十分でないことが分かる書類)をお持ちいただければ、抗体検査を省略してワクチン接種を受けて頂けます

なおここで言う「抗体が十分でない」とは、どういったことでしょうか?

実は麻しんの抗体検査は3種類(EIA法、PA法、中和法)あるのですが、検査方法によって抗体が十分あると判断される基準の値が異なるのですね。

ちなみに今回の品川区の助成では、麻しん抗体の検査を「EIA法」もしくは「PA法」で受けた方のみが対象となりますのでご注意ください。

 

●EIA法:16.0未満

●PA法:1:128以下

 

上記の場合、ワクチン接種の対象となります。

なお、「中和法」で測定した検査結果をお持ちの場合、採血にて再度抗体検査を確認する必要がありますのでご注意ください。

 

 

④ 当院での検査もしくは予防接種の受け方

 

【予約方法】

 

当院のWeb予約からお取りください。

診療メニューの中から

 

「風しん・麻しん・ムンプス・水痘・B型肝炎抗体検査」

 

をお選びいただき、ご予約ください。

 

【予防接種について】

 

使用するワクチンはMRワクチンです。

接種回数は1回となります

 

【当日の流れ(目安)】

 

①抗体検査を受ける方:

 

【当日】 ご予約  →  ご来院・診察 → 採血にて抗体検査 

【1週間後以降】 来院にて結果のご説明  →  抗体が十分でない場合は当日問診票記入の上、MRワクチン接種

*検査結果のお電話でのご説明は行っておりません。ご了承下さい

 

②抗体検査の結果をお持ちの方:

 

【当日】ご予約(結果の記載のある書類を必ずご持参下さい) → ご来院・診察・問診票記入の上、MRワクチン接種

 

⑤よくある質問

 

Q. 自分が子どもの頃に2回打ったか分かりません。抗体検査の対象になりますか?

 

ワクチン接種の記録がはっきりしない、あるいは分からない場合は対象となります。

まず抗体検査(無料)で、今の抗体の状態を確認するのがおすすめです(母子手帳などで2回接種が明らかな方は対象外となります)。

 

Q. 抗体検査を受けて、抗体価が十分にあった場合はどうなりますか?

 

その場合予防接種は不要です。ただ抗体検査は無料ですので、「不安だから確認だけしたい」という方も安心してお受けいただけます。

 

Q. ワクチンを受ける場合、接種費用はいくらかかりますか?

 

ワクチン接種が必要になった場合、当院のMRワクチン接種費用12,100円より区の助成5,000円を差し引いた7,100円(税込)となります。

 

Q. 何歳から対象となりますか? 年齢の上限はありますか?

 

品川区に住民票のある19歳以上の方が対象です。年齢の上限はありません。

 

 

⑥ さいごに

 

「自分は大丈夫だろうか・・・」と気になる感覚はとても大切です。麻しんはかかると重くなることもある一方で、ワクチン接種であらかじめ備えておけば大丈夫な病気なのですね。

また自分がかかってしまった場合、身近な家族や友人、同僚にまで広げてしまう可能性もあるため、身近な人への思いやりとしてまず検査を受けてみるのはどうでしょうか。

とくに今回は抗体検査が無料で受けられます。「麻しんに対する抵抗力があるかどうか、自分の状態を知る」ことから始められるのが、この事業の良いところだと考えています。いまのところ令和9年3月31日までの事業となりますが、ワクチンの接種記録が曖昧で不安な方、ニュースを見て気になっていた方など、どうぞお気軽にご相談くださいね。

 

医療法人社団FU-WA 目黒みらい内科クリニック
院長 けい先生