痛みの少ないインフルエンザ検査、はじめました!
こんにちは。目黒駅東口より徒歩4分、白金台駅より徒歩9分 目黒みらい内科クリニック 院長のけい先生です。
2024年もあと残すところ2か月となりました。今年は例年より暖かな秋となっていますね。ただ日によっては寒暖差が大きく、体調を崩す方が増えている印象です。対策はいろいろありますが、特にお身体冷やさないよう皆様お気を付けくださいね。
さて今日は新しい
痛みの少ないインフルエンザ検査
のご案内を致します。
今までインフルエンザの検査を受ける時は鼻から綿棒(私たちは「スワブ」と言います)を喉の奥まで入れるため、痛みやツーンとした刺激が強く、つらい思いをされていた方が多かったと思います。
それが新しいインフルエンザの検査が登場したことによって
綿棒(スワブ)を鼻に入れなくてよくなったんです!
これから順にお話ししますね。
まずは写真をご覧ください。
左の写真・・・検査で用いるカメラ
右の写真・・・実際に検査をしているところ
となります。
つまりそうなんです。今までインフルエンザ検査の時に常識だった
綿棒を鼻から入れる必要がなくなり、のどの写真をとるだけ
になったのですね。これは大きな変化です。
この検査で用いるカメラを
nodoca(ノドカ)
といいます。なんだかかわいい名前ですよね。
nodocaは2022年12月に日本初の新医療機器として登録されたのですが
AIを搭載した新しいインフルエンザ検査機器
なのです。
なお当院ではすでにAIを用いたツールを①web問診、②診察、③胸部レントゲン検査の判定で活用していますので、4番目の新しい仲間が加わったことにります。
このnodocaは
・熱などの症状
・のどの写真
をもとにAIがインフルエンザかどうか判定してくれるのです。
なお、判定の精度は今までのインフルエンザ検査と同じか、もしくは
症状がでてから12時間以内であっても、今までのインフルエンザ検査と比べて検出率が高い
のが特徴なのです。
今までは熱が出た当日にインフルエンザが心配で医療機関を受診しても、インフルエンザ検査をしてもらえなかった経験がある方もいらっしゃると思います。これは熱が出てから12時間から24時間程度経過しないと正しい検査結果を得られないからだったのですね。それがnodocaで検査をすることで、今までより早くインフルエンザかどうか判定できるようになったのです。これは画期的ですね。
nodocaと今までのインフルエンザ検査のおすすめ比較表を作りました。
こちらをご確認下さい。
まとめると
・インフルエンザ検査だけでよく、検査の痛みや負担が少ない方がよい、結果を早く知りたい方・・・nodoca
・新型コロナウイルス感染症も一緒に検査したい、のどを見る時に「オエッ」となりやすい方・・・今までの検査
がお勧めとなります
1)問診・・・看護師より症状を詳しくお伺いします。
2)診察・・・問診を踏まえて医師が診察をします。
3)検査・・・診察の後に検査となります。
①写真のように口を大きく開けて下さい。
②nodocaを口の中ほどまで入れます
③息を大きく吸います
④息を吐きながら5~6秒の間「あ~~~~~」と声を出し続けてください
その間に連続してのどの写真をとります
★一瞬だけ声を出すのではなく、合図があるまで「あ~~~~~」と言い続けて頂くのがポイントです★
★写真がうまくとれなかった場合、再度写真をとらせて頂くことがあります。ご了承ください★
⑤口からnodocaを抜いて終了です
⑥十数秒程度で判定結果をご説明します
以上となります。
けい先生もnodocaを体験してみましたが、鼻の痛みがなくとても簡単に、楽に検査ができました。
新型コロナウイルス感染症の検査ができないなどの制約はありますが
インフルエンザかどうか「楽」に、「早く」知りたい!
方には強くおすすめしたい検査です。
インフルエンザが心配な方は是非ご相談下さいね。
けい先生