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テレワーク時代の体調管理①・・・まずは体重をはかりましょう!

こんにちは。白金台駅より徒歩9分、目黒駅東口より徒歩3分、目黒みらい内科クリニック院長のけい先生です。

 

2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、テレワークや在宅勤務をはじめた方は多いのではないでしょうか。

この「テレワーク」や「在宅勤務」ですが、「リモートワーク」という言葉もあるものの、どの言葉が一番ピッタリくるのでしょう?

今回は「テレワーク」という言葉にしておきますね。

 

このテレワークですが、お話を聞いていると完全に出社しないテレワークの方、出社とテレワークの組み合わせとなっている方など様々です。テレワークになることで通勤時間が減る、通勤の疲れがなくなる、自分や家族との時間が増える・・・などと言ったメリットがある一方、体調管理についての課題も明らかになってきました。

 

それは

 

「太りやすくなる」

 

ということです。

 

実際テレワークになってから体重が増えました、と仰る方が増えている実感があります。

どんな時に気付いたのかお聞きしてみると、普段から体重を測っていて徐々に増えてきたのに気づいた方、健康診断の時や医療機関を受診した際に体重を測って気づく方、ズボンやスカートなどがきつくなって気づく方など様々なんですね。

 

そこでどうして体重が増えるのか?と考えてみると、1日の

 

食べ物や飲み物からとるエネルギー>体が使うエネルギー

 

の状態が続くと増えていくわけです。

つまり、

 

食べたり飲んだりしたエネルギーをちゃんと使ってあげないと太りますよ

 

ということですね。

 

もっというと

 

太る(体重が増える)=体が使う以上のエネルギーをとってしまっている状態

 

ということなんです。

ここまではよいでしょうか?

 

実は自分ではそんなに食べているつもりはなくても体重が増えてきている場合にも当てはまってしまうのです。

例えばテレワークなり通勤がなくなってほとんど1日中家から出ない生活になった。だけど食べる量が変わらない、としましょう。

そうすると

 

・動かなくなった分、1日で使うエネルギーの量が減る

・だけど食べたり飲んだりしたエネルギーは変わらない

 

その結果

 

食べたり飲んだりしたエネルギー = 体が使うエネルギー

 

だったのが

 

食べたり飲んだりしたエネルギー > 体が使うエネルギー

 

となり、その結果太りやすくなるのですね。

 

そして残念ながら自分が1日で取っているエネルギーがどれくらいで、使っているエネルギーがどれくらいかを正確に測る方法は現時点ではないのです。

 

・1日に使うエネルギー分食べたら時点でお腹がいっぱいになってもう食べられなくなる

・1日に使うエネルギー分食べたら、スマートフォンからアラームが鳴って教えてくれる

 

ようになったら便利なのですが、残念ながらそうはいきません。

 

でもその代わり

 

体重計が教えてくれる

 

のですね。

タイトルにも書きましてが、ここまで読んでくださった方はぜひ

 

体重をはかりましょう!

 

 

最後に体重を測るときのポイントをお伝えします。

 

1)床が固いところに体重計を置きましょう

カーペットやじゅうたんの上などやわらかいものの上に体重計を置くと、正確に測れないんですね。

床に直接置くようにしましょう

 

2)「毎日」でなくても大丈夫です。週1日でも2日でもいいのでまず体重計に乗るようにしましょう

「毎日はかるぞ!」と気合を入れて体重測定を始めたとしましょう。

なかには毎日体重をはかり、記録まで続けられるマメな方がいらっしゃるのですが、1回測れなかったりしただけでもそのことにショックを受けてはかるのをやめてしまう場合もあるのですね。

これが一番もったいない。

体重をはかっている間はあまり体重の変化がなく生活できていたのが、はかるのをピタッとやめてしまったらそれから太りだした・・・という方も多くいらっしゃいます。

できれば体重計とはながく、よい距離感で付き合ってほしいのです。

ただまず体重計に乗ることを始めなければ、無理なく体重計と付き合える距離感は分かりません。

 

よって

①体重計が自宅にない方

・・・すぐに買いに行きましょう

②体重計は自宅にあるものの、全然乗れていない方

・・・まずは体重計をひっぱりだし、1回乗ってみましょう。電池が切れていないか、壊れていないかチェックしてみましょう

③前は体重測定をしていたものの、おっくうになったりして乗らなくなってしまった方や、体重が増えている自覚があるので乗りたくない方

・・・勇気を出して久しぶりに乗ってみましょう

④それでもどうしても体重をはかりたくない、体重計に乗れない方

・・・医療機関を受診する時や、健康診断の時に見てみましょう

 

3)できれば決まった時間に、同じ状態で測りましょう

体重は朝よりも夜が増えているのが自然です(人によりますが、500gから1㎏程度違うことはよくあります。今は行きにくいですが飲み会があったり、食べ放題の店に行ったりしたらさらに夜の体重は増えますね)。

ある日は朝に測り、次の日は夜に測る・・・としていると体重変化が大きくなり、評価が難しくなってしまいます。

そのため

夜、入浴前に裸の状態

で測ることをお勧めしています。

 

4)自分の体重の「変化の幅」を知り、体重の上限を決めましょう

仮に毎日同じ状態で体重をはかったとしましょう。

すると毎日ピッタリ同じ体重が出ることはなく、むしろある程度の範囲で増えたり減ったりします。

ちなみにけい先生は1㎏程度の範囲で体重が動いているのですが、多くの方にお聞きすると

1㎏~2kg

の振れ幅があることが自然なようです。

この振れ幅は体重が重くなればなるほど大きくなる印象がありますが、大事なのは

・自分の体重の振れ幅はどれくらいか?

を知り、

・超えたらマズい体重を自分で決め、そこは超えないようにする

事なんですね。

 

以上となります。

 

今回の内容はいかがでしたでしょうか?

皆様のご参考になりますと幸いです。

 

目黒みらい内科クリニックは医療のサポーターとして健康面から皆さまを支え、一緒に歩んでまいります。

 

本日も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

 

けい先生